Sonar 2005

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ADA Live @ Sonar 2005

ADA Live @ Sonar 2005

Michaela Dippel, 別名 ADAはひと昔1994年にロックシンガーとしてデビュ−。そしてバンドは徐々にシンセやサンプラ−を使う様になりエレクトロバンドと変貌し活動を進めて来た。リミクサーとして既に絶賛されていたAdaだが個人のデビューシングル“Blindhouse”(Ariel Records)は彼女の力量を示す物であり、ファンにはこれからの進行を期待させる作品であった。その後“Believer/ Arriba Ameba” と“Lovelace/ And More”をリリースし、2004年に待望の初アルバム、“Blondie”がリリースされファンの欲望を満たした。10曲の豪華なシンセポップ、テクノやミニマルサウンドから繰り広げられるこのアルバムを聞くと、彼女の才能はこのジャンルで唯一ヌーベルバーグ的な促進を遂げているのではないかと思わせる。

ダンス系だけでなく時には深いメランコリックな音を奏でる彼女のライヴパフォーマンスは世界でも人気があり、ニューヨーク、トロント、リズボン、パリのツアーを遂げ、ヨーロッパ各国の有名なクラブ等も廻り(Click/ハンブルグ、Maria/ベルリン、Studio 672/コローネ)多くのファンを魅了して来た。近く日本に来る事を期待したい。

www.kompakt-net.de
Tatsuki Live @ Sonar 2005

Tatsuki Live @ Sonar 2005

ロンドン、コペンハーゲン在住の日本人。 BLUEFOUNDATIONのトラックメイカー及びDJとして幅広いジャンルのイヴェントやフェスティヴァルにてヨーロッパを拠点に活動中。 3台のターンテーブル、2台のミキサーとエフェクターによる独創性の強いミックス、スクラッチワークで独自の音像を操るターンテーブリストとして注目を 集め現在に至る。最近ではWHAKHAKHA(DJBAKU, DJ KLOCKとのユニット)での活動後OPIATE, TOBI (BLUE FOUNDATION), NUMBらとのユニット SWITCHをはじめ数々の作品や大型フェスティヴァルに出演。DJKRUSHの8THアルバム 「寂」で見せたスクラッチ及びターンテーブルとスクラッチミキサーだけで音を組み立てていく新しいプロダクション方法も記憶に新しい。2005年1月STEPPEULVEN / CRITICS CHOCE AWARDでBEST PRODUCER賞を受賞、3月にはDMA2005 / DANISH MUSIC AWARDにおいてURBAN MUSICカテゴリーでグラミーを受賞。さらに2005年5月にはサラエボで行われるフェスティヴァルでCOLDPLAY, REM, BJORKとならび出演が決定しメジャー、アンダーグラウンドを問わず積極的に活動中。

www.bluefoundation.dk
Mu Live @ Sonar 2005

Mu Live @ Sonar 2005

出た!知る人ぞ知る、やはり出て来る気狂い日本人オネエ!(初はYoko Ono…)でも愛さざるにはいられない。。。だって良いんだもん!シンガー/アーティスト、カナモリ ムツミのファーストアルバム、”Afro Finger and Gel”は2003年に大きな震動を起こした。DJ Magazineでは”Album of the Month”に選ばれ、USのミュージックサイトPitchfork Mediaでは”Top Albums of 2003”にまで選ばれるといったいきなりの飛躍を遂げた彼女。

新アルバム,”Out of Breach”からのシングル”Paris Hilton”もヒットし、多分パリス自身もどっかのクラブで聴きながらお尻フリフリしてるんじゃないかと思えるぐらいあちこちのDJがスピンしている。

面白いタイトルはこれだけじゃなく”Stop Bothering Michael Jackson”では、やはりマイケルはどう言われようポップの王様だ!とプロテストしたり、”Tigerbastard”ではベース音攻撃しまくったり、”Like a little Bitch”を聴いた時にはもう女王の前に跪くしかない自分を見つけてしまう。

Sonar 2005でのパワフルパフォーマンスをみたヨーロッパ人はもう彼女の虜になっただろう。皆さんもこういった日本人を応援しましょう。政治家なんか要らない!

www.outputrecordings.com
Luke Vibert Live @ Sonar 05

Luke Vibert Live @ Sonar 05

ヒッピーの繁殖地で有名なイギリスのコーンウォール州出身のLuke Vibertは地元の先輩でもあるAphex TwinやTom Middleton/Global communicationsを見習い、彼なりの才能を見せつけて来た。

一昔、イギリスのアンビエントレーベルの核とも言えるRising Highが新しいアーティストを探している時Wagon Christに出会う。彼は続々とヒット作品(“Throbbing Pouch”等)をリリースし、そのジャンルのグルーとまで言われる様になった。それがVibertの始りだが、それは彼なりの“嵐の前の静けさ”だったのだろう。

次にはもちろん先輩Aphex Twinのレーベル, RephlexからVibert-Simmonds projectと言う名義でリリース。また、Blue PlanetからはDrum ‘n’ BassをPlugと言うあだ名でリリース。Mo’ WaxでやっとLukeVibertにもどりアルバムをリリースし、同時にVirginからはWagon Christとしてのリリースも続ける。。。。って、いったいアンタは誰なんじゃい!?と叫びたくなるのは私だけではないだろう。だけど彼の作品に感動させられ全ての名義の作品を掘り出し、泣きながら歓喜を挙げて聞いているのも私だけではないだろう。彼の多才さは留まる事を知らない。70年代からのスチールギターグルー、BJ Coleとも数年前コラボを遂げ、その傍らNine Inch Nail, Squarepusher, Tortoise, LambやStereolabなどといった大御所のリミックスも手掛け、プロデューサーとして全てをやり遂げたといっても過言ではないだろう。

今ではNinja Tuneを親に持ち、そこからは先年、アルバム”Musipal”と”Sorry I made you Lush”をリリースしている。Sonarでのセットは機材はラップトップがメインで少量だったものの、音は彼特有のディープで新鮮なエレクトロニカ音楽オールジャンルをお遊びサンプル音をたまに交えて披露してくれた、満足満足。

www.ninjatune.net
Afra and the Incredible Beatbox Band Live @ Sonar 2005

Afra and the Incredible Beatbox Band Live @ Sonar 2005

へえー、アフラこんなとこまで来ちゃったの!?と思わせた彼のヨーロッパ出没。BrooklynでThe Rootsでも活躍していた伝説のBeatboxer, Rahzelから直接ビート技を伝授されたアフラはデビューアルバム”Digital Breath”をPrefuse 73に手掛けられた事もあって話題が尽きないアーティストへと成長していった。世界では“東洋のヒップホッパー”と呼ばれ始め、かつて西欧でDJ Krushの肩書だった名義を次世代として受継いでいるかの様だ。

アフラを含めた3人組、The Incredible Beatbox Bandは1人ひとりが造り上げる個性的なビートをフリースタイルに構成していき、只のショーとしてではなく確実な音を即興ライヴ/パーティー感覚で繰り広げ会場を盛り上げていく。

Tried by Twelve, Top BillinやSimon Saysといった彼らのカバー選曲は真のヒップホッパーにはたまらないだろう(日本のバギパン坊主どもには解るかな?)。そしていきなりThe White StripesのSeven-Nation ArmyをBeatboxしちゃうなんてやっぱりHip Hop精神を深く理解している奴らだと心底思わせられる。

www.oddjob.jp
www.studio-rarekwai.com
Matthew Herbert + Plat Du Jor Live @ Sonar 2005

Matthew Herbert + Plat Du Jor Live @ Sonar 2005

今年ロンドンで一番注目されているといっても過言ではないミュージシャン/プロデューサー、Mathew Herbert。この世界ではお馴染みの顔だが彼が使う音源やテクニックは独特でエレクトロニック音楽界に着々と新しい旋風を起こしつつある。

電子音楽制作の通常の型を破り独自的な作品をリリースし実験と革新を継続している彼だが、アンダーグラウンド層だけでなく最近ではメディアにも好評である。1996年の初リリ−スの後、多々のレーベルからリリースをして来ているのだが、芸名を度々変えている為彼の作品を集めるのは困難だ。(Doctor Rockit, Wishmountain, Radio Boy, Mr. Vertigo, Transformer, Mathew Herbert with a Big Band)

エクセター大学で演劇部に所属してたくせにボトルや胡椒挽きなどといった色々なオブジェクトを使った実験的な音作りに没頭していた90年代を経て、彼のサンプラ−遊びは段々と日々の音日記から真剣なプロデュース作品と化して行く。Doctor Rockit やHerbert名義の作品がそうだ。

近年ではモントレー、North Sea Jazz Festival, Paris’ Pompidou Centre, Tokyo’s Blue Note, Glastonburyなどといった大きなイベントに参加し続けて来ている。Hollywood BowlではBjorkの前座を勤めるなどしており、この経過をみても彼は多くの音楽純正主義者達にも認められている事が分かる。

Sonarでは新アルバム、”Pla Du Jour”からのライヴセットを披露した。そのコンセプトはキッチンで見かける道具や食べ物を使い演奏をするといった、全然原点から変わっていないおチャメさをみせるHerbertだった。この変態チックなのが苦手な方は新しいRoisin Murphy(元Molokoのヴォ−カル)のアルバムを聴くと良いだろう。何故ならこのアルバムの多くの曲はHerbetがプロデュ−スしており、エレクトロ・フォーク的な彼の音に乗る彼女のセクシーヴォイスはたまらなく美しい、これは新しいポップの進展か?とも思わせられる。

www.magicandaccident.com
Towatom Live @ Sonar 2005

Towatom Live @ Sonar 2005

えっ、Towaなに?って思った人は正しい。そう、これは元Dee Lite、そして有名DJ/プロデューサーのTowa Teiとドイツ人プロデューサー、Atom Heartのコラボセッション名義。

Towa Teiの初期リリースはもちろんDee Liteの”Groove is in the Heart”なのは言うまでも無いのだが、あのNative Tongue, Jungle Brothersの1989年リリースのアルバムで、”Done by the Forces of Nature”もプロデュースしていたのはあまり知られてないであろう。Dee Liteで”World Clique”, “Infinity Within”のアルバム2作品の後、彼は日本に帰国しソロ活動を始める。1995年の初アルバム”Future Listening”ではBossa Nova, Jazz, Danceをミックスしその時期ではまだ前衛的なNu-Jazz風な音をもうすでに制作していた。1998年にはElektraから”Sound Museum”、そして1999年では”Last Century Modern”をリリースしている。2002年にはSweet Robot against the Machine(SRATM)名義のセカンド・アルバム”TOWA TEI”, およびリミックス・アルバム「RE:TOWA TEI」をリリース。オリジナル楽曲も多数含む4thソロ・アルバム”FLASH”を今年4月リリース。彼が手掛けるクラブイベント”Motivation”を日本のファンでは知らない人はいないだろう。

過去約20年間の間Uwe Schmidtは違う名義でアルバムを70作ほど創って来た経歴を持つ。彼の一番知られている最近の名義は、Senor Coconut(ここで、“ア−ッ!!”と言える人は手を挙げよう)、それからErik Satin, Flanger, LB, Lisa Carbon Trio, Lassigue Bendthaus、そして現在のAtom Heartに辿り着く。

90年代初期のテクノ/トランスシーンから活動を初め、自己レーベルRather Interestingから数枚アルバムをリリース、また多くのア−ティストを発掘してきた。彼は2000年、チリのサンティアゴに移住し、そこで伝説的アーティスト、Senor Coconutへと変身する。この“男爵”が創り挙げたKraftwerkをラテン・スウィング風にアレンジしたアルバムは世界で話題を呼び日本でも好評であった。Towa Tei とSenorは去年東京のSonar Soundで初めてコラボを遂げたがヨーロッパでの登場はこのSonar が初めてだろう。両アーティストの持つデジタル才能とラテンフレ−ヴァ−は絶妙に重なる。

www.towatei.com
www.atom-heart.com