So Called Records(以下、The SCR)を表現するならば、いわゆる音楽レーベルのようなたたずまいというよりは、良い意味でのご都合主義的で流動的なプロジェクトと言えるだろう。というのも、意図的に短命的であり、アイデンティティーを確立することを拒む(どのくらい異なったプロジェクトがThe SCRを取り巻くことが出来るのか? というの隠された野望はあるにせよ)。さまざまなメンバーが集う、多くのグループや組織がもつその性質とは、まったく異なるものを持っている。よって、そのアイデンティティーのすべてはプロジェクト(またはコラボレーターたち)にかかり、The SCRはそんな特殊な瞬間をとりまとめているのだ。いまのところ、プロジェクトがもつ安定した要素は、その名前にある。
The SCRが場面によって使い分ける、いくつかの記述を挙げる。「The SCRはリミックス、リイシュー、データ再配布をオープンに率先する」 「The SCRはすべてがデーターベースとなると考えている。そして、コンセプチュアル、エンターテインニング性をカットし、プロフェッショナル/アマチュア、高い/低い、グローバル/ローカルといった違いをなくす。彼らはすべてをリミックスと解釈(オープン・ソースというアイディアを、アナログの実情に適応させているため)の終わりのなり過程であると考えている」(Lucy E. Smith) ニューヨークにあるThe SCRのレジデントDJであるZilvinasは、パーティー、ラウンジ、ロフト・スペースといったこの年でベストなイヴェントを通じて、ソウルフルなサウンドをもつハウスとブロークンビーツをもたらしている。「DJ、スクリーンから放たれる動くイメージたちのインスタレーション、もちろんダンスフロアで構成される、音楽と(ヴィデオ・)アートの融合」(BPM mag) Bagpak Musicという音楽出版会社の設立者でもある、Zilvinas。最新の動きとしては、好評価を集めるNYC RedbudレーベルからのOvertone「Give It Again」で、Inverse Cinematics、Dither Down、Dublicateのリミックスを含んでいる。
プロモ盤は、ジャイルス・ピーターソン、バグス・イン・ジ・アティック、フランソワ K.、ジャザノヴァ、アンドリュー・ジャヴィス、J-ブギー、カール・インジェックスなど多くのDJたちにプレイされている。
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