Dom Kreepとは様々な楽器を弾きこなす音楽家で、ライター、DJ、プロデューサーでもあり、ElectroPunkabillyの実験的アーティスト集団、"Kreeps"の中心人物として知られている。バンドのツアーの成功と50年代モノやB級ホラー映画に傾けられる情熱が媒体で取り上げられる事があっても、彼の過去とルーツに関しての詳細は大体大雑把にしか伝えられていない。
今回の第二回目の一時間に及ぶストリーミング放送はDomがKreepsの作品を制作・録音するHouse On Haunted HillスタジオでのLive Mix録音で、少し名を挙げただけでもDuane Eddy、Quasimoto、My Bloody Valentine、Dead Combo、Black Sabbath、Joe Meek productions、The WailersにSquarepusherと言った多彩なスタイルを網羅している。
時として魅惑であり、時として不快であり、時として陶酔的でもありながら、また音楽センスを培う手引きともなり得るようなDomのLiveの録音物は常識的なMixからかけ離れ、その音楽に対する印象は平凡で偏狭な音楽を好む者と、変態的で挑戦的な音楽の世界を垣間見たいと願っている者とでは大きく異なったものとなる。初期の地下パーティーにおけるセットでは、よくDomがブースで狂った様にGermsのレコードにKurtis Blowの12"やStark Reality 7"を繋げる姿が目撃されている。笑って観客の前に立ちふさがり、彼らが愕然として恐怖に恐れ戦くのを眺めているようである。
「俺はただ自分の中に存在する相反する考えの違いに意味を持たせようとしているだけなんだ。」House On Haunted Hillの暗闇の中に消える直前に彼はこう言い残した。
ほとんど閉鎖的と言って良いが、Domは多筆であり、未だにふらっとバンドのライブに現れる事もあれば、Deep FunkからHip Hop、Hardcore Punk、Drum and BassにElectroに至るまで幅広い音楽プロジェクトにゲスト・ミュージシャンとしても関わったりもしている。
Kreepsはこれまでに2枚の傑作シングル"All I Wanna Do Is Break Some Hearts"と"Everyone I Went To School With Is Dead"をそれぞれインディーズ・レーベルのOutput RecordingsとLoog Recordsから発表していて、フル・アルバムのリリースは今年の後半に予定されている。
www.myspace.com/kreepsmusic