Teufelswerk-ドイツ語で「悪魔の仕事」-とは、1998年のブレイクスルー的作品 'Munich Machine'、2004年の' NY Muscle' に続く、DJ Hellの傑作、金字塔となった2枚組のことである。16曲の緻密なトラックスは「夜」と「昼」というふたつのテーマに分けられていて、魅惑の魔を紡ぐ。
「夜」は彼おなじみの夜行性、Bryan FerryやP. Diddyのさすがなヴォーカルの貢献でKraftwerk, Neu! やDAFのかすかな痕跡をデトロイトとシカゴのグルーヴがバトルを炸裂させる展開で、「昼」はアコギに注ぎ落ちる神々しいヴォーカルが上空へと押し進む無機質な4/4拍子で空間を共有し、控えめに言ってもPink Floyd, HawkwindやCanのようなスピリチャルを感じさせてくれる。
「このアルバムはすげえパーソナルなんだよね」と、DJ Hell。「今まで学んだことが全てここにある。70年代初頭っていう遥か彼方まで遡ったよ。これ以上いい作品はできなかったって言ってもいいね。」、自身のアート性がそのまま人生となっているDJ Hellの言葉だ。音楽に関しての百科事典並みの知識と様式についての大胆なセンスを持つ、カルチャーそのものといってもいい彼は、僕らの時代のアンディ・ウォーホルさながらの評判を不動のものとした-ウォーホルというか「ウォーHell」というか・・・
DJ Hellにとって' Teufelswerk' は、彼のこれまでの集大成といってもいいだろう-そしてこれまでの人生は彼にとって十分にすばらしいものだった。ドラマティックで美しく、ダークでソウルフル、ドイツのエレクトリックシーンにおいて画期的なことだった。「Teufelswerkは音楽を最高なやり方で表しえたと思う、まるで悪魔の手によるもののようにさ」、そして「オレが作ったんだもん、地獄の仕業さ。」と、彼は結んだ。
www.djhell.com